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JDS勉強会 1

佐賀から、東京へ勉強会に行くのは、それなりに疲れます。
仕事上、他のお母さんよりは、東京へ子どもを置いていくことにも、慣れているとは思いますが、、


なので、毎回、行ったら勉強になるのかなあ、、って、思いながら、直前まで行くかどうか悩んでいます。
基本的にいくつもりで、予定は空けておくのですが、、、

でも、毎回勉強になるんです。
行ってよかった、、、と。

法人に向けて、いろいろ大変な話も聞きました。
政権交代が、こんなに影響受けるとは、、、と理事長の話を聞いて、民主党は福祉に対しては、結局何もしてくれなかったのか?と、、、


今日の話は、ファシリテーターの話。ワークショップの進行の仕方。

え?それって何?相談員として、役に立つの?と半信半疑?で参加しはじめたのですが。

まず、ワークショップの必要性についての話を聞いて、思い当たることが。
親の会に参加することができない、ご両親はたくさんいらっしゃいます。

できるだけ、そういう弊害をなくそうとしてはじめたのが、この赤ちゃん体操と交流会なのですが。

だいたい、一度参加されると、次からも来られることが多いです。体操もあるので。
でも、初めて参加された方の感想で一番多いのは、
「みんなが明るすぎて、、、自分の気持ちをいえなかった」
「うちは他の人たちと違うんじゃないか」
2,3度と参加されていくうちに、メール交換などされて、同じ年くらいのお母さん達が友達になって、「実はね」と、其のときの気持ちを言えるようになって、そして、それが本当の受容を助ける。
あれ?そういえば、そうなんですよね。本当の気持ちを言えると、、、今書きましたが。

親の会はとても大切な場所だけど、初めて参加した人が、先輩(?)の姿をみて、自分の意見がいえなかったり、「うちはこんなに大変で」と言ったものの、「あら、合併症がないだけいいわよ」と、自分のつらさを分かってもらえずに、次から行けなくなる。
それは、確かに問題点と私も考えていました。


ワークショップとは、少人数で、話し合ったりして、勉強(?)することです。
いろんなワークショップがいろんなところで行われていますが、今回は障がい児の兄弟支援や、親の支援についてをテーマにしたワークショップです。
自発的な行動の変化(成長)を促すために、自分の「気持ち」を見直す。
ファシリテーターは簡単に言うと、進行役なのですが、その進行役は、アドバイスなどはしてはいけません。
また、ファシリテーター自身が、自分の気持ちに気づいていないと、自分のことを認めて欲しいとアドバイスになってしまい、参加した人の本当の気持ちを出すことができなくなってしまいます。ファシリテーターは、ただ、促して、まとめる役目、そして、どんな意見でも共感しているんだよ、と安心してもらえるような役目です。


どちらかと言うと、ピアカウンセリングなどで相手の話を聞きながらも、アドバイスしがちな私達。

カウンセリングと、ワークショップの役割の違いを考えながらも、おもしろくて、あっというまの2時間ちょっとでした。
こんな授業なら、今問題の勉強しない学生さんたちも、身を乗り出して聞くんじゃないかなあ、と思うほど、おもしろく、ためになりました。

ただ、話すことだけで、自分が分かるようになる??

簡単に言うと、行動と気持ちは必ず関係がある。
理性(考えて)、こうしよう、こうしなければ、と思っても、気持ちがついていっていないから、行動が変?になる。

(そういえば、私は、自分のこと、勉強好きだと思っています。でも、はじめるまでに時間がかかるのですよね。はじめたら、熱中して、食事する時間も惜しんでするのですが、、、本当は、勉強嫌いなんですかね?勉強始めるのに時間がかかるのは、、、?)

問題行動と思われるものの中には、必ず気持ちが隠れているから、ワークショップの中で、自分の本当の気持ちにを言葉にして、声にして、気づいて、自分で、どうしてそういう行動になるか気づく、、、
というのが、ワークショップの目的で、私たちが受けた研修はその進行役としてのファシリテーターのスキルアップの勉強会でした。

ちなみに、患者さんとのコミュニケーションにも、今日のお話は役に立ちそうだったので、学生さんたちに聞かせたかったなあ、、、、医学部で講義して欲しいなあとも思うのでした。


其の後に、緩和ケア学会の、市民公開講座が、同じく東京であったので、緩和医療学会には参加できなかったのですが、予定より研修会が早く終わって、市民公開講座に参加しました。

患者さんと医療従事者の溝を埋める、、、

医者は一回、病気になるべきなんだよ、、、、というのが、私の率直な意見ですが。
(同じようなことを会場からコメントされているお医者さんがいらっしゃいました)


そう、実際に抗癌剤治療を受けた患者さんの立場で、話された方は、学生さんから「がんになった人の気落ちを教えてください」と学生さんから言われて、話していて、自分の気持ちに気づいた、、

チャプランに実際に対応してもらった人は、そこにはいらっしゃらなかったですが、もちろん宗教という支えもありますが、チャプランのお話をむか~しに聞いたことがあって、「気持ちを聞く」じゃなかったっけ?
ゆっくりとすわって、患者さんの気持ちを聞く。

今日のダウン症のセミナーの内容と似ているじゃん、、、、
患者・家族の会の方もいらっしゃいましたが、今回話された活動は医療者と患者の溝を生める活動についてお話されたのですが、今日のセミナーのようなワークショップはがんの患者さんや家族の方達にもつながるだろうか?

(そうそう、私はがんの告知のために、告知についての本(訳本)を持っているのですが、告知って、がんばかりでなく、いろんな告知があるんですね。そう、ダウン症の告知とかも。で、其の本では、がんの告知よりも先に、ダウン症(遺伝子疾患)の告知の話があるんですよ;それを、子どもが生まれてすぐに、私の本棚から探して読んだ夫は、「先生の行動は、やっぱり娘がダウン症だからなんだ」と思ったらしい)

自分で話して、自分の気持ちに気づく。
其の前に、気持ちが話せるように、導く。

がん、って言われたら、ショックだろうから、私達医療従事者は患者さんのためにがんばるわけですが、、、
がんって名前がいけないなら、ポンと言う名前にしたら、、、というコメントには、少し笑いました。
でも、今度はポンが、悪い意味になって、味ポン、、、え、ポン?とかになってしまうかも。


いろんなところで、いろんなことが結びついている。
娘によって、いろいろ教えてもらっているなあ、と思う1日でした。























2010-06-20 00:42  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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